この記事を書いた人

ユウ
✓ 温泉デザイナー1年目
✓ 訪問数:50施設以上
✓ 湯めぐり:週1回
✓ 温泉ソムリエ
✓ 温泉友達募集中
Youtube:ユウとオンセン
Instagram:@yu__onsen
Twitter:温泉デザイナー/ユウ
エントランスを入ると、大きなフロントカウンターとお兄さんたちがお出迎え。
隣の券売機でメニューを選んでチケットを発行する。
サウナ利用には入浴料の500円に+700円の1200円支払う。
チケットを購入したら、下足ロッカーに靴を入れて、フロントで下足キー(板)とチケットを渡す。
サウナ利用にはタオルが含まれているため、小タオルと大タオルを受け取り、サウナ利用の目印として、黄色い紙のリストバンドを付けてもらう。
スキーマ建築が設計しているだけあってサインや素材、空間に無駄がない。
ライトグレーを基調とし、ベニアなどの木材とむき出しのコンクリートが一味違う感を出している。
フロントを抜けると正面にガラス張りのコインロッカーがあり、待合スペースに小さなベンチがある。
そこで男女に分かれて、それぞれの脱衣所へ向かう。
男子の脱衣所に入っていくと、45個のロッカー、上下段に分かれており、中央の空いたスペースに荷物を仮置きできる。
床材はフロント、待合と同じ素材で統一されている。
トイレは大便器が一つ、折りたたみ式のベビーベッドも壁つけされている。
洗面台は一つ、ドライヤーは2つ。
浴室に入るとすぐ左にカランが3つ、中央にカランが4つ×3というように配置されている。
このカランは驚くべきことに固定式、頭をぶつけてしまった若い子がいたがそれほど使いずらいわけではない。
ただ、カランの後ろに水風呂があるので、後ろから冷たい水が何度かかかって少し嫌だった。
また、炭酸泉と熱湯から向き的にカランで体を洗っている人たちを自然と見ることになる点は少し嫌だ。
サウナの扉は外開きで外側の取手はスチール製、内側は木材が貼ってあり、暑くならない工夫がされている。
ベンチは3段、ベンチ下の間接照明だけだか、充分な明るさがあった。
高い位置にライトがないので、上の段に座っても直接光源を見ないので眩しい!と感じることがない。
また、TVがないことと、上に行くにつれて少し暗くなっているのも落ち着く空間としてとても良い働きをしている。
今日はサウナは2セットやった。
水風呂は大きくまたいで入ることになるが、深さがあるので、心を決めれば重力に従って入っていくことができる。
シャワーは一つ、ととのいスペースにはととのい椅子が6個、カランの近くの柱に2つ、計8個
浴槽は炭酸泉3-4人、L字型のあつゆ、ジェット(あつゆ)とならんでいる。
12人収容のドライサウナとその隣には深さ1200ほどの水風呂がある。
4、5人入ることができる。
炭酸泉の泡付きはそれほど感じないが、38度前後で長風呂できるから気持ちが良い。
本当に炭酸泉なのか?と疑ってしまった。炭酸泉に長く入っているとのぼせてしまうはずなのだが、そうしたことも起きず、少し疑ってしまった。
それはともかく、常に誰かしらが入っておりとても人気!
熱湯は42度程度、広さに対して人が少なく感じる。ただし、逆に人が少ないからかジェットに仕切りがないことに抵抗がなく、むしろ贅沢に広々とジェットを味わえる点は良かった。
脱衣所の出入り口に、車輪付きのタオル返却袋があり、これをすぐ隣の選択コーナーで洗濯する。
本来ならバックヤードで行う作業を前面に出すことで省スペース化されている。
こうした光景を見ていてもさして不快感がないのは銭湯という業態だからかもしれない。
また、あえて、洗濯コーナーを見せているデザインがそれを良いものとしている。
最後に、フロントにはキッチンもついており、軽食やビール、アイスを提供している。
僕は350円でガトーショコラを注文、しばらく富士山のタイルを眺めながら待った。
今日は雨が降っていたので、椅子を譲り合ってこじんまりと食べたが、晴れている日は窓を開放して外もカフェスペースとして利用しているそうだ。